私訳 絵解き・二河白道 – ひかりといのちの道を往く

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そんななか

 

光って見えた

 

白い道

 

 

その道は こっちの岸から あっちの岸までつながっていて

その幅は 身幅ほど  

足を運ぶには やっとの広さ

 

向こう岸はそんなに遠くないようにも見えるんだけど 

足元をすくおうとする波  燃え盛る炎 

そこまで無事にたどり着けるとは 到底思えず

 

ああ ついに私は死んでしまうのか

 

と思った刹那に輝いた 

 

白い道

 

 

 

 

 

此方の岸の どこからか 聞こえてくる声 

私の背中を 力強く押す声

 

 

「 君 よ た だ 心 を 決 め 定 め て そ の 道 を 行 き な さ い 

死 の 苦 し み は 無 い そ の 道 に は 生 き る よ ろ こ び が あ る 」

 

此方の声と同時に 

西の方 

彼方からも聞こえてくる声

 

「 君 よ 心 を 一 つ に し て な に も お そ れ る こ と は な い

真 っ 直 ぐ に  向 か っ て き な さ い 必 ず 護 り 導 く ぞ 」

 

 

私はいまここに 

此の岸からの声と 

彼の岸からの声の

ふたつの声を 

ひとつに聞いた

 

この道を ただ真っ直ぐに進もう

 

ただ闇雲にそこへ向かおうとしているのではない

有り難く 

偶々に 

めぐりあえた

その人が

 

私に聞かせてくれたその教えに 

ぴたりと重なる声だからだ

 

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