そんななか 光って見えた 白い道 その道は こっちの岸から あっちの岸まで まっすぐにつながっていて その幅は ちょうど身幅ほど 足を運ぶに やっとの広さ 向こう岸は それほど遠くなさそうだけど 足元を掬う波 燃え盛る炎 無事にたどり着けるとは 到底思えず ああ もうだめだ と思ったときに どこからか 聞こえてくる声 後ろから 背中を押す 声