現代仏教再解釈

現代仏教再解釈

 2500年前のインドに生きられたゴータマ・シッダルタ(=シャカムニ・ブッダ)が説かれた教えは、幾多の解釈と変容を重ねながら、現代社会に生きる私たちのところにまで伝わってきました。今を生きる私たちが、それを自分のこととして向き合い、考え、学び、信じ、勤め、伝えていくためには、現代的な再解釈とその表現に取り組むことも、必要です。まずは誰もが「?」と思うところから、現代の立場で、現代の言葉で、お答えしたいと思います。

  • 五濁悪世にほとけひらく

     浄土真宗の根本聖典・浄土三部経のひとつ『仏説阿弥陀経』には、 末法の世界には避けがたい五つの汚れ「五濁(ごじょく)」があらわれると記されています。 まず一つ目が 劫 濁 ( こうじょく ) 疫病や飢饉、犯罪や戦争などの社会問題が増大し、時代そのものが汚れている状態をいいます。そんな時代にあっては、すべてのものが影響下にあり、汚れに染まらないわけにいきません。 次の二つ目が 見 濁 ( けんじょく・・・

  • 私訳 絵解き・二河白道

     どうしてここにいるのかなんのために生きているのか  そんなことを 漠然と思いながらもそれほど深く考えることなくただ日々を過ごしていた 生きていることの現実味なんてそれほどないままにただなんとなく 世間に流されるようにして暮らしていた 生きていたいとも 生きていたくないとも思うほどでもなく 生きていることをあたりまえのようにして生きていた けれども 否応もなく 気づかされ・・・

  • 私的仏典解釈・仏説阿弥陀経

     約2500年ほど前のインドから、人伝えにして、いまに伝えられてきたお話です。あるときシャカムニ・ブッダは、コーサラ国の首都シュラーヴァスティーの西側にある修道施設に、多くの弟子たちとともにいらっしゃいました。その日はちょうど、真西に夕陽の沈む日で、いつにもまして大きく赤々と辺りを照らし輝く太陽を背にして、ブッダは語りはじめられました。  いつもは弟子たちの質問に答えるようにして教え・・・

  • 自由訳・聖人一流の御文章

     聖人一流の御勧化のおもむきは「信心」をもって本とせられ候ふ そのゆゑは もろもろの雑行をなげすてて 一心に弥陀に帰命すれば 不可思議の願力として 仏のかたより往生は治定せしめたまふ その位を「一念発起入正定之聚」とも釈し そのうへの称名念仏は 如来わが往生を定めたまひし 御恩報尽の念仏とこころうべきなり あなかしこ あなかしこ     約2500年前にインドの地で釈尊(・・・