私訳 絵解き・二河白道 – ひかりといのちの道を往く

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偶々の出遇いとしか 言いようのないことだけれども

めぐり遇いというものは あるのだろう

 

ひとのいうことなど 聞く耳もたない

そんな生き方しかしていなかった自分にも

なるほどなあ と思えるような 心で頷くしかないような

そんなことを教えてくれる 人と出遇えた

 

 

 

「 南 無 阿 弥 陀 仏 を 称 え な さ い 」

 

 

 

南無阿弥陀仏と言ってみたところで 何が変わるというのだろう

そんな呪文やおまじないのようなことが

なんの役に立つというのだろう 何の足しになるというのだろう

 

 

そんな思いしかなかったはずだったんだけれども

不思議なことはあるものだ

 

どこへ向かうというでもなく 行き当たりばったりに

大勢に流されて 世間をうろつくばかりだった自分にも

大袈裟なようだけれども 

人生の方向 

のようなものが見えてきたのだ

 

 

生まれた限りは 必ず死ぬのだから

いまここから向かう先には 

必ず死がある

 

生まれたものはみんな 死に向かって生きている

 

だったら必死に生きてみよう

 

そんなことを 思うようになったのだ

 

 

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