門信徒の皆様方には、日頃よりご厚情を賜り、誠に有り難うございます。
さて、本年も 慶集寺の年中行事である「報恩講」を 下記のとおりお勤めいたします。

平成23度  慶集寺 報恩講
日時 : 11月8日(火曜日) 9時半より
場所 : 富山市 岩瀬大町 慶集寺 本堂


報恩講(ほうおんこう)とは、お念仏のみ教えを明らかにしてくださった
浄土真宗の宗祖・親鸞聖人(しんらんしょうにん)の御恩に報いてお勤めするご法要であり、
十八代の歴史を受け継ぐ慶集寺の、一年で最も大切な伝統行事です。

報恩講法要の後には、青雲乘英師(新湊市本江 光覚寺)の法話をご聴聞いたします。
法題は「東日本大震災 と 親鸞聖人750回忌 の 2011年」です。

慶集寺の報恩講のお斎(おとき・昼の御膳)では、門信徒のご婦人方にご協力いただいて、
精進料理のお弁当と「いとこ煮」が振る舞われます。

富山の郷土料理であり慶集寺伝統の名物料理でもある「いとこ煮」は、
さまざまな根莱類などに、小豆を入れて炊いた汁物です。

「いとこ煮」という名前のいわれは、大根・にんじん・さといもなどの根菜類は
兄弟とはいかないまでも従兄弟(いとこ)ぐらいのものだから、という説もありますが、
親鸞聖人が小豆を好まれたという言い伝えより
「聖人の遺徳(いとく→いとこ)を偲んで」の「いとこ煮」という説もあります。