リンクエイジ・デイズ

  • 2020/12/16

    わたしの終活9 / わたしのお葬式・遺骨葬の希望

    お葬式についていろいろ調べてみようと思ってインターネットで検索していたら、2017年9月の朝日新聞デジタルに「自分の葬式は必要ですか?」という質問に対する、読者モニターのアンケートをみつけました。その結果は、「はい」が44%で、「いいえ」が56%なんと、葬儀は必要ないと考える人の方が多いという結果になっているのです。朝日新聞の読者層といえば、いわゆるリベラル層。インターネットを利用する都市生活者の

  • 2020/11/27

    わたしの終活8 / 2020年コロナ禍、東京。

    11月中旬、新型コロナウイルスの感染者が日毎に増加する第3波の東京に、新幹線に乗って日帰りで行ってきた。マスク越しに吸う、9ヶ月ぶりの東京の空気。時代の舞台転換に立ち会っているような気がした。滞在時間はわずか6時間ながら、充実した時間。人間は、やはり面白い。前夜にNETFLIXで見直したクリストファーノーランの『インセプション』を思い返しながら、有楽町の夜景を見上げる。夢か現(うつつ)か。虚構のように

  • 2020/10/14

    令和2年度の報恩講について

    これまで例年10月から11月にかけて、親鸞聖人のご遺徳を偲ぶ年中行事「報恩講」が、各寺院でお勤めされてきました。そして富山市北部地区の本願寺派寺院が日にちをずらして執り行い、仲間の僧侶方が互いに参集しあってお勤めするのが、これまでの通例でした。しかしながら今年は新型コロナウイルスの感染拡大の予防措置がとられて、各寺院の判断で内々に報恩講をお勤めするようにとの通達がありました。 これまでは毎年

  • 2020/07/15

    初夏法座(永代祠堂経法要)中止のお知らせ

     4月中ばから5月末にかけての新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の自粛期間中には、「 早く以前の日常に戻って欲しい 」と、みんなが願ったことと思います。しかしながら、緊急事態宣言が解除されて新しい生活様式のもとで社会活動が再開されると、「 さまざまなものごとが時代とともに進んでいく 」ことを、感じずにはいられません。 時間は戻ることがなく、常に進み続けている。仏教でいわれるところの「 諸行

  • 2020/07/07

    葬儀式の意義を思う

    ・ミネアポリスの映像の衝撃・2020年5月25日、アメリカのミネソタ州ミネアポリスで白人警察官が、偽ドル札の使用容疑によって手錠をかけられた黒人男性の頸部を、8分46秒ものあいだ膝で強く押さえつけ、「呼吸ができない」「助けてくれ」と懇願されていたにも関わらず、死亡させるという事件が起きました。その現場にいた一般人が事件の一部始終をスマートフォンで撮影した動画がSNSを介して爆発的に広まったことが発

  • 2020/07/01

    葬式仏教

    慶集寺が浄土真宗のお寺であるかぎり、親鸞聖人の教えを伝えることが、寺院活動の第一義であることは揺るぎないことです。しかしながら現実的には、地域や親族の間に慣習として引き継がれている仏事の執り行いが、その主な役割となっていることも事実です。日本の社会において「葬式仏教」といわれて久しい状況が続いていることは、もはや認めざるを得ない現実としてあります。けれども、葬式仏教を勤めることが、現代の伝統仏教

  • 2020/06/21

    わたしの終活7 / コロナ以降の世界に

     2020年春、路面電車が南北でつながる。富山のまち、百年の夢が叶う。富山市がひとつになって、新たな出会いが生まれるだろう。人がつながり、まちがひろがる。まちがつながり、未来がひろがる。(「富山駅路面電車南部区接続イベント」ホームページより) 2020年の3月21日は、「富山市の人の流れが劇的に変わる100年に1度の日」という触れ込みで宣伝されてきた、富山駅の南側と北側とが路面電車でつな

  • 2020/04/18

    2020年はなまつり中止のお知らせ

     毎春恒例の年中行事である「はなまつり」は、お釈迦さまのご誕生をお祝いする催しです。例年慶集寺では、大型連休期間にあわせてさまざまな企画を立てて広く宣伝し、多くの方々にお参りいただいてきました。そして、信仰の有無を問わずどなたさまにもお気軽にお寺参りをしていただく機会として、よろこばれてきました。 しかしながら今年の慶集寺のはなまつりは、世界中が非常事態の対応を迫られている新型コロナウイ

  • 2020/02/04

    わたしの終活6 / お寺の断捨離

     今年2020年の2月4日が、父である前住職の七回忌の命日になります。僧侶として、導師としてではなく、喪主として勤めたはじめてのお葬式から、6年の月日が経ったということです。この6年間は、私にとってもパートナーである坊守にとっても、かなり大きな試練の時期だったことが思い返されます。父が亡くなる10年前から、住職の役は私が引き継いでいたのですが、実際に前住職が亡くなったことで、グッとその役割の

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