慶集寺の子供達がまだ小さな頃から、毎年試行錯誤しながら続けてきた花まつりです。長男が中学生の時の友達が、ツーリングの途中に立ち寄ってくれて、むかし一緒にお参りした花まつりのことを、懐かしそうに話してくれました。

 

 

今年の花まつりでは、たくさんのお客様に甘茶かけ(灌仏会)のお参りをしていただきましたが、「花まつりってなんですか?」と尋ねられることが多くありました。

現代にあっては70代のおじいちゃんおばあちゃん世代であっても、仏教やお寺についての知識や関心は、非常に薄いようです。

いろいろな楽しみがある現代においては、観光寺院を見てまわるのが趣味だという方は多くいたとしても、地元のお寺に親しみのある方は、なかなかいらっしゃらないようです。

普段からお寺参りを楽しみにされていたようなお年寄りは、いまでは90代から100代ぐらいになっていらっしゃるのでしょうか。

一般の方々の仏教や寺院に対する無関心は、僧侶として受け入れなければいけない、現実なのだと感じました。

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