健康で安全に安心して暮らせることや、
個人の自主性や主体性が重んじられることや、
お互いの個性を認めて尊重しあうことや、
どんな人にもやり直すチャンスがあることは、
誰にとっても大切なことだと思います。
持続可能な社会や地球環境であることを願って、
世界が自由で平等で平和であってほしいと願うことは、
時代や地域を越えてある、
人間の普遍的な願いであると思います。
けれども自分のことを省みるなら、
自分の権利の主張が先で、
他人のそれはそう易々とは受け入れられなかったり。
公平であることを望みながらも、自分の立場に固執してみたり。
国際社会の争いや諍いを憂いながらも、
自分の身の回りのそれに煩い悩まされるばかりだったり。
自由と平等と平和の願いが、
厳然としてある崇高な理念ではあっても、
その実現には程遠いのがこの社会であり、
この自分であると言わざるを得ません。