十 七 条 心 得




◎ 和の未来へ 慶びの集うお寺でありますように ◎


日本の歴史が伝える偉人・聖徳太子を、浄土真宗の始祖・親鸞聖人は
「 和国の教主(日本のお釈迦さま)」と呼んで、尊敬されました。

「 聖徳太子 」という人物が歴史上実在したかどうかを疑う人もいるようですが、
私にとってその史実としての真偽は、それほどに重要なことではありません。

私たちの国の最初の根本規範『 十七条憲法 』を読み込むことによって感じられる
その人の「 信念 」にこそ、この社会にあって理想的な人間でありたいと願う
菩薩としての相(すがた)を観て、宗祖に同じく尊敬し、憧憬の念を抱くのです。

『 十七条憲法 』に説かれる聖徳太子の心を読み解くようにして、それを
民主主義の時代の共和的な寺院運営のための「 精神的支柱 」とすることができたら
と思いをめぐらせた意訳、慶集寺の理念『 十七条心得 』を、ここに上梓いたします。



怒り(いかり) 腹立ち(はらだち) 妬み(ねたみ) 嫉み(そねみ) 欲(よく)多く
煩悩に満ちた自分を 省みることから

いろいろでひとつの世界にあって 私たちの進むべき道を照らす 光としての『 十七条 』が

それをつとめようとする一人ひとりを 和の未来へと導くことを

心に信じ 願います


感謝  尊敬  平和

合掌  南無仏  南無阿弥陀仏


琳空山 慶集寺 第十八世 住職  釋 朋弘



◎ 十 七 条 心 得 ◎


第一条「 和となるようにつとめましょう 」

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