社会や共同体において、人にはそれぞれに果たすべき役割があります。自分の役割に努め、他の役割を認め、混同しないようにしましょう。

適切な人格者が責任のある役職にあるときには、自然と評価の声が起こり、ふさわしくない人物がその役職にあるときには、問題や混乱がしばしば起こるものです。

事の大小にかかわらず、適任の人を得られたら、かならず治まっていきます。時代の流れが激しいときも穏やかなときも、適切な人格者がその役割に就いていれば、自然と豊かにのびのびと健全な繁栄を成していくことでしょう。

そうできるならば、共同体は永久に発展し、その存続が危うくなることはありません。

だからこそ、古来からの優れた管理責任者は必要な役職に適任者を当てるようにして、誰か人がいるからといって、そのために役職を設けて与えるようなことはしなかったのです。

生まれながらにして聡明な人など、そうはいないものです。けれども、ここに説かれる十七条の心得をよく心に留め、それをつとめているならば、聖者のようにも成り得るのです。

自らの人生に与えられた役割を、みんなのために果たせるよう、精進しましょう。