世間で言われるものごとの善悪はその時代や社会の常識によるところが多く、必ずしも固定的で絶対的なものであるとはいえませんが、昔から教えられてきた「よいこと」そして「わるいこと」には、古来より現在にまで伝えられてきただけの経験則があります。

因果応報。善因善果。悪因悪果。自業自得。自分の為した行いに応じて起きるその報いは「よいこと」も「わるいこと」も、他でもない自分が受け入れることになるのです。

だからこそ、人が「よいこと」を為したと思えば、これをかくさずに明らかにして評価して、また人が「わるいこと」を為したのを見れば、それをやめさせるようにして、よい方向へと向けていかなければいけません。

心にもないお世辞や嘘偽りは、良好な人間関係に問題を起こし、共同体の存続を危うくする「わるいこと」です。また、他者の機嫌を取って気にいられようと媚びへつらうような者は、二枚舌や悪口、陰口を言ってはばかることがなく、人に「よいこと」を為して共に成長しようとする、思いやりの気持ちに欠けているようです。

これこそが、世の中に起きる混乱の、根本的な要因なのです。