『あいのてさん Live in 富山』

01.ひかり幼稚園
02.あいのてエンディングテーマ
03.イシ・テクノ
04.ピンポン・マリンバ
05.風船ワルツ
06.アラビアン・ストロー・ナイト
07.レッツゴー・レジ袋
08.ねえ、ダーリン!
09.北前船
10.のんきなまるもん
11.くつがえさー音頭
12.なむあみだぶつ
13.あみだうた
14.ペットボトル・メモリー


美しい調べと心地よい響きがアンビエントに流れて、光と平和と幸福に満ちあふれた未来の子供たちの世界を映し出す「ひかり幼稚園」に、はじまり、はじまり。

はじまりはおしまいのはじまり、おしまいははじまりのはじまり。「あいのてエンディングテーマ」から一気にあいのてさんワールドが展開していきます。

「イシ・テクノ」「ピンポンマリンバ」「風船ワルツ」「アラビアン・ストロー・ナイト」「レッツゴー・レジ袋」と続く音のジェットコースターが緩急自在に上がったり下がったり、止まったかと思ったら全力疾走のトランス遊園地!突如として空を飛んだかと思えば街に現れ、おどけてみせてクスっと笑わせ、ノスタルジックにホロリと泣かせる3人組のあいのてさん。石や風船、ストローにレジ袋と、身の周りのものたちを新時代の楽器のように自在に操るあいのてさんは、息もぴったりで、ぐいぐいと聴衆を音の世界に引き込んでいきます。

前半最後の曲「ねえ、ダーリン!」で聴けるあいのてさんたちのアドリブや掛け合いは、エンターテイナーとしての間口の広さとミュージッシャンとしての奥の深さを同時に感じさせる、あいのてさんのヴァラエティーな魅力の真骨頂。

前半はお子さまとご一緒に、後半は前衛的な即興音楽家としての3人の魅力が存分に楽しめるという贅沢な構成のこの作品。聴くものに息つく暇を与えぬ展開で、後半に突入です!



倍音奏者、尾引浩志(青のあいのてさん)とゲスト出演、富山の誇るディジュリドゥ奏者HIDE190cmの倍音ジャム「北前船」は、江戸後期に環日本海沿岸で隆盛した商業用帆船の大航海地代の光景がドラマティックに映し出されて、ライブ会場となった土蔵造りの酒屋さん「酒商 田尻本店」に船乗りたちの精霊が舞い降りてきたかのよう。






野村誠(赤のあいのてさん)の鍵盤ハーモニカソロ曲「のんきなまるもん」は、港町・岩瀬の雰囲気にしっくりと馴染み、切なくも懐かしい空気感、ぐっと込み上げてはあふれる郷愁に身も心も包み込まれてしまいます。

片岡祐介(黄色のあいのてさん)と野村誠のマリンバピアノデュオ曲「くつがえさー音頭」は、二人の音楽家の驚異的な演奏能力とヴィヴィットなセンスが炸裂して激突した世紀の名演!空を飛べます。






そして終盤を迎えクライマックス。今回の富山ツアーで自然の力に導かれるようにして出現した新曲「なむあみだぶつ」。世界に向けて発信したい倍音念仏、ブッダ・プログレの誕生です。とにかく聴いてください。






インタールードは慶集寺本堂において行われた音遊びワークショップで、子供たちとあいのてさんによって作られた「あみだうた」。南無阿弥陀仏の心がそのままにあらわれてきて、みんなの歌となりました。ここに生まれた慶集寺の新しいお経がどんなふうに展開していくのかは、あみださまにおまかせしておきましょう。


そして最後の曲「ペットボトル・メモリー」。私たちの子供や孫やそのまた孫たちが生きる未来の世界では、きっと現代の大量消費社会が作り出したペットボトルやレジ袋も、いつかあった懐かしい過去の思い出となって、語り継がれていることを、信じ願って。


あいのてさんの3人とDUSICのご縁がつながりにつながって、
自然と出来上がったこのCD『あいのてさん Live in 富山』。

録音と編集は片岡祐介氏による、マジカル高音質マスタリング。

必聴、必携の名盤であることは、仏に誓って、慶集寺住職が保証いたします。

感謝、尊敬、平和。 南無阿弥陀仏。


琳空山 慶集寺 住職 河上朋弘



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