「 みんなちがって、みんないい。」
詩人の金子みすずさんが、私たちの一人一人に向けて伝えられた言葉です。
誰一人として同じ人はいないし、多様なものが多様なままにあってこそ、
ありのままに自然であり、自由なのだと思います。
けれども、それぞれに異なる立場や価値観を持った私たちが、
みんなでひとつの環境や空間や社会を共有するときに、
それぞれの思考や主義や意識などの違いによって、
「 対話 」や「 区別 」の範囲を越えて、
「 対立 」や「 差別 」にまでなってしまうことも、往々にしてあります。
人それぞれの思いがあって、思い思いに叶えたい思いがあるから、
自分の思い通りにはいかない現実の前に、やりきれない思いを感じてしまうことも、
よくあるのだと思います。
私たちの生きる世界には、
ちょっとした "かけ違い" や "すれ違い" や "くい違い" などは日常茶飯事のようにあって、
それがこじれれば大小の問題を起こし、お互いの心を傷つけ合うことも、
よくあるのだと思います。
異なるものを認め、前向きな関わり合いのなかに、調和を見いだす。
私たちの生きる世界には、さまざまな問題が現実としてありますが、
それらを乗り越えて、素晴らしい未来へと向かっていくよう、
まずはご縁のところから、心を込めてつながっていこうと思います。
いつも おかげさまで ありがとうございます
こころはひとつ いろいろでひとつ
| 琳空館17条 |